3歳後半くらいから、上の子の「あれ欲しい!」「これ買って!」がエスカレートしてきたので、わが家では、4歳からお駄賃制をスタートしました。
スタートしてから、8ヶ月ほど経ちまして、
お金教育の観点から色々と身についたことがあるので、ご紹介します。
・なぜ、おこづかいではなく、お駄賃制なの?
・なぜ、4歳から始めたの?
・具体的に、どうやって始めるの?
などの疑問は、下記の記事に書いていますので、よろしければ本記事を読む前にご覧ください。
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お駄賃制をはじめて、わが子に身についたこと。
お駄賃制で、わが子に身についた3つのことを書きます。
1、お金への興味関心が高まった!
2、お金の種類がわかるようになった!
3、おねだりではなく、自分で稼ぐ!
お金への興味関心がグッと高まった!
お駄賃制をはじめて、わが子のお金に対する興味関心がグッーーーーと、高まりました!
いや、お駄賃制をはじめる前も、お金への関心がなかったわけではないのです。
ただ「お金」そのものへの興味よりも「お金は、大人たちがいつも触っているけど、子供はあまり触らせてもらえない、なにやら面白そうなもの。」という認識の方が大きかったんだと思います。
レジでサイフからお金を出して代わりに支払ってもらったり、硬貨を数えたりしていましたが、なかなか「おもちゃ」の域を出ませんでした。
それが、ママの仕事を手伝うことで「自分のお金」を手に入れることができ、おもちゃではなく「自分が働いて得た、大切なお金(=おもちゃのように雑に扱ってはいけないもの)」という意識が芽生えてきました。
お金の種類があること、を理解した!
やってくれたお手伝いのレベルによって、渡すお金の金額を変えました。
なので、10円玉と5円玉は同じではない。ということを体で覚えてもらいました。
お駄賃制をはじめた頃は、100円も10円も同じように「お金」って認識でした。
だから、10円も100円も1円も、同じように「1枚、2枚、3枚…」と数えていました。
(まぁ、4歳ですしね。)
それが「10円玉は、5円玉よりいいやつ。」くらいの感覚は身についてきました。
おねだりではなく、自分で稼ぐ!
これが一番の収穫だったと思います。
まず、お店での、親子の会話が変わりました。
以前は、お店で欲しいおもちゃがあったときには、こんな会話をしていました。
<お駄賃制をはじめる前>
・子「買ってー!」
・親「ダメ」
(↑こんな言い方ではないければ、買えないという意味でシンプルな言葉を使っています。)
だったのが、下記のように変わりました。
<お駄賃制をはじめた後>
・子「買ってー!」
・親「お金稼いで、自分で買ったら? 洗濯物を10回畳んだら買えるよ。」
・子「え、ほんなら自分で買う!がんばる!」
実際、本当に買うためにがんばるか…というと、がんばらないんですけどね。笑
というか「買ってー」と言いたいだけなことが多い。
でも、買ってという「おねだり行為」から「お金を稼げば、自分で買える」ということを理解したことは、とても大きいことだと思います。
そして今は「本当に、自分の力で買いたいもの」が出てきたので、がんばってお手伝いをしてお金を貯めています。
(結構面白いので、後日、記事化しますね)
大人がやったこと(声かけ・誘導など)
まぁ、お金に対するこういった意識が芽生えたのも、周りの大人の声かけや誘導の部分が大きいです。
私の狙いをパパ・祖父・祖母に伝えて、協力してもらってもらいました。
(祖父・祖母とは二世帯同居しています)
・声かけ
「タエカちゃん、ママのお手伝いして、お金を貯めているのね。」
「タエカちゃん、お金持ちねぇ。いくら持っているの?」(→貯めたお金を数える機会を与える)
と何かにつけて声掛けしてもらいました。
お店の欲しいものが並んでいるコーナーの前で
「タエカちゃんは、お金稼いでこれ買うんだよね!」
※上の子4歳の名前は、タエカ。
「お手伝いしてエライ!」ではなく、「お手伝いして、お金を稼いでいる。貯めている。」という表現にしてもらいました。
・誘導
「あぁ〜〜、洗濯物を畳む時間がない!誰か畳んでくれないかなぁ!」
「洗濯物畳むの上手くなってきたね! もしかして、拭き掃除も上手にできるんじゃない?!」
祖父祖母の家に預けたときに、お手伝いをしてお駄賃をもらって帰ってきたりしていました。
お金マインドを構築するのは、環境が大切!
お金の計算や、お金の種類を覚えることは、ドリルや実際のお金を使って簡単にできます。
いわゆるお勉強のように、覚えるだけです。
でも、本当に大切な「お金をどう手に入れるか、どう使うか。」といったことは、やはり体験を通してしか得られないと思います。
その体験を得られる「環境」を作ってあげるのが、親がお金教育でできる一番ベストなことだなと思います。
ぜひ一度、ご家庭でも試してみてください。