子供の「これ買って」攻撃がはじまったら、やるべきこと。わが家のルール教えます。

こんにちは、アタエカです。

「お金教育」をコツコツ家庭で実践している、2児の母です。

子供の物欲って、ホント限りないですよね。。

わが家の4歳も、一緒に買い物に行くと、
「あれ欲しい!」
「これ買って!」
毎回なので本当にウンザリです。。

ですが、物欲が出てきた今こそ、お金の大切さを教えるチャンス。

今回は「子供の「これ買って!」攻撃がはじまったら、やるべきこと」について、書きます。

「これ買って」攻撃が始まる年齢は?

だいたい、3歳〜4歳くらいから。
(早いと2歳でイヤイヤ期とこれが被りますね)

このくらいの年齢になると、

・自分が欲しいモノがはっきりしてくる。
・言葉がある程度、話せるようになる。
・自分の気持ちを伝えるアウトプット力が身についてくる。
・コミュニケーションができるようになる。

のようなことができるようになるので、ある日突然「買って買って」攻撃がはじまります。

「これ買って」攻撃は、お金の大切さを教えるチャンス

親はウンザリする「これ買って」攻撃ですが、実は、子供にお金の大切さを教えるチャンスでもあります。

誰しも、お金は「稼ぐ」前に「使う」ことからスタートします。
ですので、親がどんなものにお金を払うのか?を見せることは、将来、子供がお金を使うときの判断基準になります。

子供はあまり深く考えずに「可愛いから」「とにかく何か欲しいから」と思っておねだりしていることが多いです。
なので、お金を使うのは、本当に必要なものを買うとき…つまり、自分にとって「価値がある」と判断したときだけ、ということを教える必要があります。

「これ買って」攻撃は本当にウザいですが(笑)、子供の将来を想像しながら接すると、身が引き締まりますね。

子供の「これ買って!」攻撃がはじまったら、やるべき3つのこと

モノを買う基準・ルールを決める

まず、各家庭で「モノを買う基準やルール」を決めましょう。

小学校低学年くらいになっても続けられるルールがいいですね。
(それ以上になると、環境に合わせてお金のルールも変わるので)

あまり窮屈なものにしてしまっては、親の方がしんどくなってしまうので、親子が気持ちよく継続できるルールにすることが大切です。
「買う基準」=「お金を使う基準」になるので、曖昧なものや日によって変わるルールはNGです。

また、夫婦間でしっかり話合いをしてから最終決定しましょう。

子供にわかりやすく伝える

子供によって成長が違うので、字や数字が読めたり読めなかったりするので、基準やルールを伝えるのが難しいと思います。
ですが、3〜4歳くらいの子供でしたら、何度かきちんと説明すれば理解します。
実際に決めたルールに沿っておもちゃを買ってあげるとより理解が深まります。

上にお兄ちゃん、お姉ちゃんがいて、その子とルールが違ってくる場合は(例えばおこづかいを貰っているとか)、その事情もきちんと説明してあげてくださいね。

夫婦でルールを共有しておく

結構大切になってくるのは、基準やルールを決めることよりも、夫婦でお金に対する認識を共有しておくことです。

お父さんはOKなのに、お母さんはダメっていうのでは、子供が混乱してしまいます。
わが家も基本的には夫婦でお金の使い道を合わせています。

ただ厳密に合わすことは難しいので、多少の違いは気にしていません。

わが家の場合…
4歳ですが、パパと2人きりのお出かけだと必ずガチャガチャorお菓子を買ってもらえます。なので、私と2人で出かけたときにガチャガチャの前で「パパと一緒に出かけるとやらせてもらえるのに…。」と愚痴っています。
そんなときは「パパは、自分のおこづかいからお金を出しているんだよ。これはパパの自由なお金。でも、ママが今持っているのは生活するお金だから、これはガチャガチャに使うとご飯が食べられなくなるよ。」と説明しています。
(ちょっと長いですが笑)

わが家の基本として、サイフを握っているのはお母さん(私)。
なので、お母さんがYESと言うまでモノは買えない。
そのお母さんは、ガチャガチャやお菓子などの消耗品?は、簡単に買ってくれない。
だから、戦う(ごねる)べきか?諦めるべきか?で子供は迷います。
結果、今回は諦めよう…。となります。
子供も小さな頭で考えて、過去の経験から学習していきます。
(パパのおこづかいで買ってもらえるものも、1日1つまでと決めています)

祖父祖母とルールを共有しておく

おじいちゃんやおばあちゃんが甘くて、孫にすぐモノを買っちゃう。…って家庭もありますよね。
(しかも値段関係なしに!)

これは、ママ友同士でもよく話題になりますが、まずは、おじいちゃんおばあちゃんに協力を仰ぎましょう。
そして、おじいちゃんおばあちゃんの協力が得られない場合は、仕方ないと思って諦めましょう。
(えっ?諦めるの?笑)

というか、そういう方は、こちらの意見を聞く気がないので、親がどれだけ言っても変わりません。
時間の無駄なので、子供を教育したほうが早いです。

・おじいちゃんは、もともと資産家だから。
・リタイヤしたので、子育て家庭よりもお金に余裕があるから。

など、など。

要は「おじいちゃんおばあちゃんのお金の使い方は、かなり特別。やりたかったら、稼ぐ大人になってからやりなさい。」と教えることです。

子供もバカじゃないので、きちんと説明すれば理解しますよ。

わが家のルール

心を豊かにするモノには、お金を惜しまない

心や頭を豊かにするモノは、お金を惜しまず買ってあげると言っています。

具体的に書くと

・絵本
・知育玩具
・絵の具セット
・クレヨン
・色鉛筆
・文房具(鉛筆、消しゴムなど)
・折り紙
など
ですね。

絵の具は結構高いんですが、わが家はじゃぶじゃぶ使わせています。
(特に4歳ってまだまだ握力の加減がわからないから、チューブを力一杯ぐにゅーって押してめっちゃ使う…涙)

私が芸術系出身だからかもしれませんが、絵の具やクレヨンの減りを気にしたり、汚れを嫌がったりする親御さんって多いんですが、そこを気にして描きたい絵や表現ができない方が機会損失が大きい気がするので、私は気にせずやらせています。
(でも、これはいい加減な私の性格ならではかな。。)

子供の成長を高める「好き」は買う

子供って、1年でものすごい速さで成長しますよね。
半年前まで「アンパンマン」が世界の中心だったのに、急に「プリキュア」や「プリンセス」に興味を持ち出して、オシャレに目覚めたり、鏡を見てうっとりしたり…。とか。
(えっ、つい最近まで赤ちゃんっぽかったのに、急に「女」になったなー、みたいな。。)

なので、基本的に「誕生日」と「クリスマス」の年2回しか、高額なモノは買ってあげません。
ただ「あっ、今、これにめちゃくちゃハマっているなー。」ってモノに関しては、成長のチャンスだと思って、何か理由をつけて買ってあげるようにしています。

わが家の例でいうと、下の子を妊娠中から、上の子の母性が溢れまくっていて何かにつけて「お世話ごっこ」で遊んでいたので、思い切って「赤ちゃんのお人形」を買ってあげました。
そしたら、もう、喜んで喜んで…飽きることなく、毎日遊んでいます。
正直、結構な値段しましたが、買って大正解!
お姉ちゃんになるというタイミングとマッチして、グンとお姉さんぽく成長しました。
お人形遊びも1パターンにならず、色々な遊び方を自分で考えてしています。何より「好きなことを発展させて遊ぶ力」が身についたような気がします。

買ったモノは、大切に使うこと

子供って、モノをすぐに壊しますよね。。
まぁ、手指の発達段階なので、繊細なものはどうしても壊れてしまいがちなんですけどね。
でも、それでも「大切に扱おうとする気持ち」が大切。
なので、買う前は必ず「大切に使ってね。」と言うようにしています。
(時々アテレコで、おもちゃが子供に言っているようにしたりもします。)

お金の出どころを、説明する

「どうしてこのオモチャが手に入るのか?」というお金の出どころを、必ず伝えるようにしています。

ちょっと長いんですが、

・パパとママが、仕事をしてお金を稼いでいる。
・お金は、困っている人を助けてあげて、その対価としてもらえる。
・あなたがママの家事をやってくれたとき、お金をもらったでしょう?あれを外でやっているから、家にはお金が入ってくる。
・そのお金で、今日のオモチャは買えたのよ。

ということを年齢に合わせて噛み砕いて伝えるようにしています。

お金教育の根本でもある
「欲しいものを手に入れる = お金を稼ぐ = 問題解決の対価」
というお金マインドを植え付けるきっかけになります。

まぁ、投資とかはちょっと違う発想になるので、それは次のステップかなーと思っています。
うちはまだ4歳なので、とりあえずお金を稼ぐとはどういうことかを懇々と説明するようにしています。

ちなみに、ほとんど?マークの顔して聞いています。笑
でも、大丈夫。
子供って、ある日突然、理解するんです。

うちの子も突然「パパが困っている人、助けたからお金あるねぇ。」って言ったりします。
(でも多分、意味はわかっていない。。)

特別な物を買うときは「お約束」とセットで。

わが家では、誕生日、クリスマス以外に、出費のかさむオモチャは基本的に買いません。
買う必要性が出てきたときは、必ず「お約束」とセットにしています。

ついこの間も下の子が生まれてお世話に目覚めて「メルちゃん人形」が欲しいと言い出しました。
その際に約束したこと。
・プリントや図形学習を毎日やること。
でした。

実際には、体調が悪い日もあったりするので毎日ではないのですが、親が「やるよ」って言ったら嫌がらずにやります。
(まぁ、本人のヤル気がない時もあるので、そんな時は「今日は2枚だけにして」とか交渉してきますが笑)

ここで注意してほしいのは、お約束は、毎日コツコツするなにか?であること。です。
今度のテストで100点取ったら。とか
サッカーのレギュラーに選ばれたら。とか
本人の努力では結果が決められないこと、目標が達成できないことにしない方がいいです。

理由は、コツコツ続ける習慣をつけたいから。

本当は買ってあげた「後」に、モノを与える方がいいんでしょうが、まだ4歳なので順番を逆にしています。
あと、子供の性格にもよりますが、うちの子は「お約束したでしょ」っていうと破らないんです。
「約束=必ず守るもの」っていうのが染み付いているようです(保育園のおかげかな笑)。


大切なのは、親がブレないこと

最後に、一番大切なことを書きます。
それは、何があっても

「親がブレないこと。」
です。

日々、育児情報を仕入れたり、ママ友パパ友と会話をしていると、急に不安になって面舵をめいっぱい切りたくなりますよね。。
(今までアカン言うてたやん!ってことが突然OKになったり…)

でも、子供にとって親の態度や考え方がコロコロ変わることほど混乱することはありません。
ぜひ、ご家庭で決めた方針で、突き進んでいってください。

ただ、ご家庭によっては経済状況が急に変わることもあるでしょうから、その時は、きちんと子供に説明して、ルールや基準変更をすればいいと思います。

少しでも多くの家庭で、お金教育が盛んになりますように。