子供がモノを欲しがった時に使いたい「親の声かけフレーズ」

子供と一緒に買い物に行くと「あれ欲しい」「これ買って」と、ねだられるようになりますよね。
おしゃべりが上手になりだす3〜4歳くらいになると、急に言い始めます。。

それにちょっとウンザリして子供と一緒におでかけするのが憂鬱…。
なんて親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

でも私は、そんな時はお金教育のチャンス!!だと思うようにしています。

今回は、子供がモノを欲しがった時にわが家で使っている「親の声かけフレーズ」をいくつか紹介します。

それは、一週間後も遊ぶもの?

サイト運営者
これ、本当に欲しいモノ?
一週間後も遊ぶ?
 
遊ぶ!
絶対に欲しいの!
サイト運営者
前に買ったガチャガチャのオモチャもすぐ飽きてたよ?
お金はいくらでもある訳ではないから、きちんと考えようね。

本当に欲しいモノなのか考えさせる

まずは、本当に欲しいモノであるかどうか、子供にじっくり考えさせます。
普段から子供をよく観察していれば「これは、好きそうだから長く遊ぶだろうな。」とか「これ系は、すぐ飽きるな。」っていうのが親なりに判断できると思います。
ですが、思っていても「絶対すぐ飽きるでしょ!」など決めつけ言葉は、子供の成長の妨げになるのでしないようにしています。
代わりに「前も同じようなモノを買ってすぐ遊ばなくなった。」と過去の事実を伝えて、だからじっくり考えなさい。と誘導するようにしています。
それでも欲しい!というものは、子供の「好き」や「興味」が変化していっている可能性があるため、成長と思って、状況に応じて買ってあげることもあります。
(あくまで状況に応じてですが。。)
まぁでも、すぐに飽きて遊ばなくなることもあるのでそんな時は、次にねだられた時に「この前、すぐ飽きていたよね。もっとじっくり考えて。」と促すようにしています。
ただ「とりあえず、ガチャガチャしたい!」は、極力スルーするようにしています…。

このオモチャは、100円ショップの折り紙50セットと同じ値段だね

 
ママー!
このオモチャ欲しい!
サイト運営者
このオモチャは、100円ショップの折り紙50セットと同じ値段だね。
 
めっちゃ買えるんだね!
このオモチャって高いの?
サイト運営者
そうだね。いつも買っているオモチャと比べると高いね。
人気キャラクターのグッズで、しかも限定品だしね。

モノの値段を、子供の身近なものに置き換えてやる

わが家の4歳児は、まだモノの適正な値段がわかっていません。
なので、モノの値段や価値を教えるために、欲しがったモノは子供が知っているものに置き換えて説明するようにしています。

子供でもわかるモノサシを教えてやることで、「このオモチャは他のものと比べて高いんだな。」とか「このレベルのオモチャは、誕生日かクリスマスじゃないと買ってもらないな…」ということを学習していきます。

値段が高いオモチャは、その理由を説明する

また、どうして他のオモチャと比べて高いのか、も合わせて説明するようにしています。

限定品、コラボ、季節品、シリーズものなどは、その背景を知ることで企業戦略や経済を学ぶいい機会になります。

今日は、おサイフにこれだけしか入っていないの

 
ママー!
これ買って!
サイト運営者
あらっ、可愛いわね。
でも、今日はサイフにこれだけしか入っていないの。
 
うわっ!
サイト運営者
だから、今日は夕飯のおかずの材料を買ったらお金はなくなってしまうの。
 
じゃあ仕方ないね…。

実際にサイフの中身を見せる

実際のお金を見せると、説得力が増します。
子供はお金が数えられなくても、親が「これだけしかない」と言うと、目の前のモノを買うにはお金が足りないということは理解します。
そして今サイフの中に入っているお金は「夕飯のおかずを買うためのお金」。サイフに入っているお金には目的があるのだ。と教えます。
目的とか、まだ難しい年齢だった時は「これで別のものを買ってしまうと夕飯が食べられなくなるの…。」と説明してあげると納得していました。
(夕飯食べなくてもいい!と言われると、ママやパパの夕飯もなくなるよ。と、あくまで皆のために使うお金であることを説明するようにしています。)

これを買うなら、あっちを諦めなきゃ…

 
ママー!
これ買って!
サイト運営者
あら、いいわね。
でもこれを買うなら、タエカちゃんの新しいワンピース諦めないといけないな…。(独り言風)
 
 
えぇー!嫌!
じゃあ買わなくていい!

お金は工夫しながら使うものだと教える

お金は無限にあるものではありません。
工夫して何に使うか自分で判断しながら買い物をすることで、より豊かに生活できると教えてあげたいと思っています。

なので、今あるモノを買うことで、別のモノが買えなくなるのだ。と伝えるようにしています。

あまりクドクド言っても聞いてくれないので、買って欲しいものを否定せずに、あくまで独り言のように、でも子供に聞こえるように「これを買うなら、あっちを諦めないと…。」言うようにしています。
ここでポイントなのは、子供が絶対に欲しいものを諦めないといけない…と言うようにしています。

今、わが子は4歳児なので、モノの値段がわかっていないから、ちょっと適当に言っていますが、もう少しして本格的にお金が数えられるようになってきたら、欲しいモノと諦めるモノの値段が合わないとツッコミが入りそうなので、気をつけないと。。

親の声かけひとつで、子供のお金への意識が変わる

いかがでしたか?

わが家はあくまで一例なので、子供の個性や、親子関係によって、声かけのフレーズは若干変わってくると思います。

大切なことは、子供が欲しいと訴えていることに対して、親がプラスに反応することです。
欲しいものを口に出すことで(親に伝えることで)、どうしたら手に入るのか?(=どうやってお金を使うのか?)を考えるきっかけになると思います。

「そんなお金はないよ!」と切り捨てずに、ぜひ成長機会と思って受け止めてあげてください。
そうすることで、子供のお金への意識は確実に変わってきます。

少しでも多くの家庭で、お金教育が盛んになりますように。